ALSアイスバケットチャレンジ、もやもや感の理由。

アメリカで始まったフェイスブックによる「ALSアイスバケットチャレンジ」に
もやもや感を頂いているのは僕だけかな？ と思っていたところに、
グロービス経営大学院学長・堀さんが同じようなことをFBに投稿していた。
僕の堀さんのイメージは世の中を少し斜めから見てのポジショントークをする方という
印象なのですがこの件に関してはまったく同感。

難病であるALSの認知、寄付拡大を募ること自体は素晴らしいことなのですが
やはり社会的にフォーカスしなきゃいけない問題は他にもたくさんあるし、
またどこか本質を見失っている気がする。本質論で言うなら目的と手段で考えると
アイスバスケットチャレンジをネット投稿拡散は手段であるのにそれ自体が目的化している。

僕らは日々FB、twitterなどのタイムラインの中で過剰な情報消費しているわけであり、
今回、ソフトバンクの孫さんまでが８月２０日にアイスバスケットチャレンジすると
twitterで告知したが、やはりその行為は消費される情報の一つに並列され、
結局は目的と手段が逆になってしまう。
そしてALSという言葉自体覚えてもどのような症状で発症している人が
どのような生活環境かを考える前に思考停止してしまい、
孫さんのアイスバスケットチャレンジだけが印象に残り終わってしまう。

アメリカではビルゲイツ、マークザッカーバーグ、レディーガガなどの著名人が
行っておりそもそもアメリカはドネーションが浸透している国なので
彼らは別に今回のALSだけ活動してるわけではないだろう。
どうしても今回の日本への伝播についてはアメリカでの流行が日本に来た時点で
すでに目的と手段が逆になっている気がする。

他にも細かいことを言い出すときりがないのでやめておきますが、
日本の偉大な経営者、著名人の方は他の山積する難題に目をむけて
発信して欲しいと願うわけであります。震災後の日本の復興、原発関連、
地域過疎高齢化社会なんて待った無しなわけであり、
そのような難題を解決してこそ大企業も著名人もALSまたは他へ永続的に
ドネーションできる循環ができるのではないかと思うのです。

やらない善よりやる偽善が僕のポリシーなんで全否定はしておりません、
ただただもやもやしておりました。　

まじめな投稿してしまいました。乱文、長文、失礼しました！

◆堀さんのFB投稿
https://www.facebook.com/yoshito.hori.1/posts/715123231886986